「 上級 」 一覧

「日経平均、来年5万円」(エミン・ユルマズ)説の当否と、NY株の割高性

2025・6・15(第1277回)   <東洋経済オンラインより> 週刊東洋経済6月14日号を読んでいたら、人気のアナリストのエミン・ユルマズさんの見通しがあった。 「日経平均は来年5万円に到達、2030年に7万円を超える」という見出しで、2ページの記事である。 エミンさんは「私の想定シナリオでは、米国の景気が明らかに後退しているとデータで見えた時点で、世界

続きを見る

米国は楽観主導の上げ方、リスクオフなら急落

生成AI関連と暗号資産の上げが引っ張る、一方先行き不安も ぜひTOPIXのチャートを見てほしい。21-22年は1950付近でずっと横ばい、23年から24年春分の2800まで上げトレンド、その後は、昨年7-8月の上振れ下振れ、今年3-4月の上振れ下振れがあったものの2700付近での横ばいだった。拍子抜けするほど単調な動きである。このところの2度の急落は、米系投機筋主導の先物とドル円を絡めた買い

続きを見る

蝦夷と熊襲。21世紀後半の大発展地域。それに金価格

2025・6・8(第1276回) <日本経済新聞より> 6月3日(火)日本経済新聞の一面トップに「地熱発電 立地選ばず」というまことに日本の将来を明るくする記事が掲載されていた。 この「地熱発電」は、米国、インドネシアに次いで日本は世界第3位の資源大国の分野である。 早速株高を期待したが、何せトランプ2.0のご時勢、大したことはなかった。 このブログで、私は

続きを見る

なぜウォーレン・バフェット氏はNY株を売っているのか? 日本の大手商社はどうか?

2025・6・(第1275回) <ウォールストリート・ジャーナルより> はじめにお断りしておく。バークシャー・ハサウェイの資料は、元日本経済新聞編集委員の前田昌孝さんによるものである。 <マーケットエッセンシャルより> 私はバフェット氏に大昔、ウォールストリートに彼がいるとき、一緒にお茶をのんだ記憶がある。前田さんの方は聞いていないから分らないが、完全に理

続きを見る

映画「ミッション・インポッシブル/ファイナル・レコニング」とムーディーズの米国債格付け低下。なぜ株価の方は暴落しなかったのか

2025・5・25(第1274回) <映画公式ホームページより> いやー、面白いの何の。ストーリーはこみ入っているので省くが、トム・クルーズの体を張った見せ場が多い。ハラハラドキドキの3時間であった。一見をおすすめする。 5月16日のムーディーズの米国国債信用格付けの切下げ。最上位のAaaからAa1へワンノッチ引き下げた。 アレレと思ったのは、市場に大きなマイナス

続きを見る

「米中関税戦争」の終了と米国の覇権の行方

2025・5・18(第1273回) <トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席 - 写真=AFP/時事通信フォト(株式会社プレジデント社)> 5月12日、びっくりした向きが多かったのではないか。 スイスで開かれていた貿易協議の結論が出た。 米国側は現行の145%から10%(麻薬対策不備に対する報復分20%を除く)へ削減。 一方、中国側

続きを見る

ここではしゃいではいけない、中露に財政危機

米中関税合戦が一段落しても、両国とも実体経済が悪化する 12日の東証引け後に米中が互いに関税率を115%引き下げることで合意との報が流れ、マーケットは大はしゃぎ状態となっている。筆者は米国の対中税率は5-60%程度で着地と予想していたが、30%での合意はほとんどの参加者にとって想定外だったろう。弱気筋のポジションは有無を言わせずに買い戻さねばならず、当日の米国市場やドルは急騰した。10年債利

続きを見る

資産形成、長期の資産運用に役立つ、
プロの投資家による投資情報を配信!

投資家向けに作成したChatGPT専用ツールです。
銘柄コードを入力するだけで財務指標や適正株価を分析します。

ジャイコミをフォローしよう


 

NPOによる投資に役立つ情報メディア
『中立な情報を全ての個人投資家の為に』
PAGE TOP ↑