「 有料記事 」 一覧

強気を唱えた専門家に厳罰を

2020/03/27 | 上級, 有料記事

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大に歯止めがかからず、世界の金融市場が不安定になっている。しかし、個人投資家に資産運用方法を助言したり、個人マネーを預かって運用したりする専門家が、年初の相場見通しなどでこうした不測の事態を念頭に置かず、ただ強気を唱えていたとしたら、専門家の看板を下ろすべきではないか。個人投資家はこれ以上、不勉強な専門家の声を聞かないほうがいい。  株式投資の専門家と個人投資

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マンマミーア!!イタリアの医療崩壊で底が一段深まった

日米欧の追加金融緩和も吹き飛ばした大量の死者数 英語ならオーマイゴッド、ドイツ語ならマインゴット、仏語ならモンデュー、中国語ならアイヤー、韓国語ならアイゴー、大阪弁ならえらいこっちゃ。イタリアはリーマンショックによる住宅バブル処理が重く、ギリシャ危機の時に財政赤字が問題となり大幅な緊縮策を採る羽目になった。そこで最も大きく削減されたのが医療支出であり、病院のベッド数も千人当たり3.1でOEC

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孫さんの大損

ソフトバンクグループ(SBG)、コロナショックで借金経営が裏目に出る ここ一か月の急落で大きく下げた代表銘柄を3つ挙げろと言われたら、米国のボーイング、テスラ、日本ではSBGを挙げる。共通するのは経済の順調な成長トレンドを前提に、多額の外部負債に依存した経営であること。 2000年以前の経営の教科書では、総資産に占める自己資本の比率を、自分の業界平均より少し高めに維持することで、財務の

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やっちまったトランプ大統領、余計な欧州封鎖策に大失言のおまけ

小池百合子氏の「排除します」に匹敵する失言、再選確率が大幅に低下 眼も眩むような下げだった。通常の下げ相場なら10日安値で底入れするはずだったが、12日10時からのトランプ氏の執務室からの経済対策発表が、景気対策の方は中身がなかったのにコロナ対策として大きく踏み込んだ英を除く欧州からの渡航者入国禁止策は誰もが驚いた。 しかもテレビの生中継では「人も物も入れない」と発言したものだから、見

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コロナのリスクはほぼ織り込む、ひとまず打診買い

リーマンショック時並みの急落、未経験の事態にリスクオフ先行 1月号以来「破断界」という言葉を用いて急変リスクへの警戒を求めてきたのは適切だった。ただし中国のリスクは金融パニックでなく新型コロナウイルスであり、米国はサンダース旋風による大幅増税懸念によるもので、少しピント外れではあった。ともあれ主要株式市場は2月前半に高値を付けていたが、1か月前後で軒並み20%前後の急落を演じ、特に3月に入っ

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集団免疫と水星逆行の終了、これを読んで今夜は休んでください

本日は09年安値のアニバーサリー、極端な値段が続々出現 今朝パソコンを見て目を疑った。原油価格が32ドルだと!OPEC総会での減産合意に失敗するどころか、これまで自主的減産で価格サポートに尽力していたサウジが、国営石油会社アラムコの上場により政策を変え一転増産も辞さないと伝えられて、パニックが起きた。買いポジションを持っていた投資家は強制的に投げさせられ、14時前に27.34ドルの安値を付け

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バイデン氏が候補でいいんですか、アメリカは?

サンダース氏がよいとも思わないが、あまりに新味がなさすぎる 米国株の動きが超荒っぽい。日中の高値・安値に前日終値も加えて、1日の変動幅を計算すると、米国は8日間連続でほぼ1000ドル強が続いている。これは下値にしっかりとした買い物が存在しないことを意味しており、超高速取引による大口注文が出現するたびに一方的に上下していることを現わしている。 これに比べたら日本株の日中値幅など大人しいも

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