「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】 上値は為替相場次第、投機筋が乗ってくれば急騰も

ヘッジファンドの債券強気シナリオが崩れることが条件 投機筋の基本戦略が大きく変わったのは昨年6月の中国株クラッシュからである。政策主導で持ち上げてきた中国経済の先行き不安が台頭し、商品相場も大きく値下がりしたため、今後は成長率低下と業績悪化を念頭に入れ、基本的にハイリスク資産を減らし、ローリスク資産にシフトする運用方針が流行となった。 日本の場合、昨年6月上旬にドル円相場が125円台後半で

続きを見る

【上級者向き】 だからバズーカ3だと言ったんだ

国債買い増しやマイナス金利にこだわる愚かなエコノミスト 7月の政策決定会合でエコノミストの多くは、日銀の金融緩和政策はすでに限界に来ており、追加緩和をやってもさほどの効果はないが、デフレ脱却の目標から遠ざかっている事実を前に何もしないでは、市場のネガティブな反応が確実であり、日銀としてもメンツが立たないだろうから、大幅な追加緩和措置を取るだろうと予想していた。 しかし追加緩和の対象に、国債

続きを見る

【初・中級者向き】 米国利上げと米国株・日本株と為替、今後のマーケット見通し

前々週(7月25日~29日)、日米の中央銀行で金融政策を決める会議が開かれました。7月26日、27日に米FRBでFOMCが開かれ、28日、29日にわが日銀で政策決定会合です。 先に開かれたFOMCでは新たな金融政策は出されず現状維持となります。FOMCの結果についてはマーケットの予想通りであったのか、その後特段の動きは出ず、株式市場も為替市場も穏やかでした。ところが、29日お昼に発表された日銀の

続きを見る

【初・中級者向き】映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」と新内閣

2016・8・7 先週から今週、忙しい合間によく観た。「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」「ある天文学者の恋文」「ダーク・プレイス」ほかに今回の「ダルトン・トランボ」を書くためにBSでトランボの半生を画いた記録映画も観た。 https://youtu.be/AZDcBLwb4BY 私もサラリーマン生活の永い人生の間に、いわれのない誹ぼうや自分の功績を他人がさらうというような理不尽な

続きを見る

【上級者向き】 ドル円100円の攻防戦、守り切ると株価急反発も

BREXIT時の安値とダブルボトム形成なら、ドル円も株価も急反騰へ 筆者の認識では、黒田日銀はバズーカ3を発射したつもりだと思う。就任直後のバズーカ1ではETF買い付け1兆円を打ち出して株価は直前安値から25%高、14年10月末のバズーカ2では買付け枠を2兆円増額し、少し時間を掛けながら30%高を実現した。それが今回は他の金融商品をいじらなかった代わりにETFの買付け枠を2.7兆円も拡大したのだ

続きを見る

【上級者向き】 これで面白くなった日本の政治

東京都民がアンチ自民党の本領発揮、小池勝利の背景に猪瀬氏の側面支援 都知事選は、公示日に予想された有力3氏の接戦という見方を覆し、小池百合子氏の圧勝という結果に終わった。鳥越氏は直後のインタビューで勉強不足を告白、これに女性スキャンダルが追い討ちをかけて早々と後退。焦点は、政治関心度の高い人々から高い評価があったが一般市民に知名度の低い増田氏がどこまで無党派層を取り込めるかとなった。 だが

続きを見る

【初・中級者向き】 映画「グランド・イリュージョン見破られたトリック」とトランプと中国

   2016・7・31 一昨年、世界的ヒットとなったマジック映画の続編。不正な儲けを権力者から盗み取り弱者たちに分配する。まあ義賊マジシャンの四人組「ホースメン」の物語だ。もちろん見せ場は奇想天外なマジック・ショー。まあお気軽に気晴らしするには格好の作品だ。 ある悪徳ソフトウエア会社の新製品発表会をホースメンがハイジャックして悪だくみを暴くはずが、逆に作戦を読

続きを見る

PAGE TOP ↑