「 マーケットEye 」 一覧

現在のドルと米金利の動きは異常

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1388(2016年4月4日) 景況感が改善しているのに長期金利が低下しドルが下がる 週明けの日経一面のコラム「市場の力学」をご覧になっただろうか。筆者もこのレポートで時々書いているが、CTAと呼ばれる先物中心のヘッジファンドの売買により、経済指標やニュースからは想像もつかない急騰や急落が起こる背景を端的に解説している。彼らが策動的に仕掛け大きな動き

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多難な今年の第1四半期が終了

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1387(2016年3月31日) TOPIXは年末比12.93%下落 新年早々から連続大幅安だったから今年のマーケットが厳しいことは覚悟していたが、通常大きく上がることの多い3月下旬もほとんど上昇せずに終わったことで、厳しさが再認識された。本日の場合は期末のドレッシング買いに期待した目先筋の買いが相当入っていた模様で、それがあえなく空振りに終わったこ

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「日本死ね」は意外に正論だ

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1386(2016年3月29日) 縦割り行政で時代の変化に対応できない日本の政府 「保育園落ちた、日本死ね」のブログは大きな反響を呼んでおり、待機児童問題は今度の選挙でも重要な争点の一つになるだろう。一億層活躍社会を実現すると公約しておきながら、政府がそのための基礎条件を全く整備していないのだから、単に耳当たりのよいスローガンを叫んでいるだけだと言わ

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映画「家族はつらいよ」とヘッジファンドとクジラとの戦い

https://youtu.be/Cp4CddQWlJQ 山田洋次監督の最新作。私は「サンデーモーニング」のレギュラーだった頃TBSでお会いした。CMの間に「馬鹿」シリーズのハナ肇をほめたら、心から嬉しくそうなお顔をされて、番組が終わって名画の話に花が咲いたのを思い出す。 前作「母と暮らせば」が魂のこもったシリアスな作品だったが、今回は監督が恐らく本当にお好きなコメディ。「東京家族」の

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日本株の出遅れ感が一段と強まる

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1385(2016年3月24日) 日本株の割り負けの主因は3か月で10%の円高ドル安 為替が円高気味に推移しているハンデもあるが、日米株価には大きな格差が生じてしまった。TOPIXで語ると、12月高値は1596、2月安値が1194、本日終値が1355でる。高値から25.2%も下落したが、その後5週間経過して下落幅の約40%を挽回しただけである。これに

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日本でなく米国で為替絡みの仕掛け

木村 喜由の『マーケット通信』 Vol1384(2016年3月22日) ドルを叩けば米国株と原油が上がる、日本株は円高で売り 変な動きである。先週のFOMCの声明文は、雇用は堅調、物価も上昇、海外の不透明要因も小さくなってきたので、近い将来利上げを実行しますよという内容だった。ただしドットチャートと言われるメンバー全員の金利予想を点で表示したグラフが全体に0.5%下に移動したことを市場は

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映画「レヴェナント 蘇りし者」とヒラリー失脚

ご存知レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、監督のハレハンドロ・イニヤリトゥが監督賞、それに撮影傷を獲得した話題作。私は試写会で観たが、2時間40分近い長編が正直言って苦痛だった。私の評価では凡作と思う。主演男優賞のレオ様もセリフは少なく、うめき声がまあ四分の三で、演技なんてもんじゃない。 ストーリーは単純。1820年代のミズーリ州。主人公グラスは毛皮を集める探検隊のガイドで、インデ

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