「 マーケットEye 」 一覧
米国は狂気の大渦である可能性
現金からの逃避と生成AIブーム、暗号資産ブームが重なる 日経225はここ1月間激しい動きを続けており、高値安値は7月14日39289、24日42065、8月4日39850、13日43451円と短期間で大きな値幅が示現した。中期波動の起点安値が4月7日30792円だから実に4か月余りで41.1%の急騰である。同期間にTOPIXは38.3%の上昇だった。 自動車向け関税の交渉が前進したこと
映画「眼下の敵」とトランプ政権の対ウクライナ支援への転換。近く始まる日本経済の好循環
2025・8・3(第1284回) <アマゾンはこちら> 先週につづいて潜水艦もの。NHKのBSでやっていたので--。ただし今回は独側が潜水艦で、艦長クルト・ユルゲンス。米国側は駆逐艦で艦長ロバート・ミッチャム。二人とも実にいい。 戦闘がもちろんメイン・ストーリーだが、サブストーリーが面白い。主人公はもちろんロバート・ミッチャム。艦長に対する部下達の信頼にある。当初はアマ
映画「ハンターキラー 潜航せよ」とトランプ2.0の「終りの始まり」。そして今後の政局
2025・7・27(第1283回) <アマゾンより> 潜水艦ものは、地上と海中とに分れる。「眼下の敵」などがあるのを鑑みていい作品が多い。私はこれも好きだ。ジェラルド・バトラーの艦長ぶりが魅力的で、CATVで観た。バトラー主演ものとしては興行収入がイマイチだったらしいが、私にはけっこう面白かった。ついでに「ハンターキラー」とは攻撃型潜水艦を意味する。 トランプ2.0に対
映画「プレステージ」と参院選挙
2025・7・20(第1282回) <アマゾンより> 舘ひろしのキザっぽいところにひかれて、CATVで観た。2人のマジシャンンの物語で、クリストファー・ノーラン監督、主演はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール、助演にスカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、それに何とデヴィッド・ボウイが出ている。 ストーリーは省くが、マジックが次の三段階によることがわかった。
カフカ「変身」と日本の投資と起きつつある革命
2025・7・13(第1281回) <アマゾンより> 先を見る、予測する、という商売でやって来た。おかげ様で8月27日90才になるが、まだやれる。というのは、10月、11月迄講演会の依頼があるからだ。このブログも電話ですぐ反応がある。頑張らなくちゃ。 私の慶応義塾大学時代の白石ゼミで、実例を挙げる。トヨタに入社し副社長まで昇進したKという男。親は大手紡績の役員で私も泊め
希望と期待が過剰に膨らんでいるマーケット
価値の裏付けのない資産に資金が集中している 最近上昇が目立っているのは、ビットコインとNVIDIAの株である。両者に共通するのは、時価総額の巨大さと、収益還元法による価値評価に適していないことである。暗号資産は、一部のステーブルコイン(裏付けとなる資産があり通貨と連動)を除くと、単に帳簿に記録された数値に過ぎないので、収益を生まず、伝統的資産より高いリターンが上がると信じる根拠はない。