「 マーケットEye 」 一覧

J-REITへの投資妙味を見直そう

  ここ1、2年ほど低迷していたJ-REIT市場の復調が顕著である。 J-REITとは複数の不動産を証券化した投資信託のこと。バブル崩壊後の2001年、壊滅状態になっていた不動産市場を活性化するために国策として始まったもので、収益の90%を投資家に還元するよう法制化されている。 東証に上場する全てのJ-REIT銘柄を対象にした「東証REIT指数」は今年に入って約10%上

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映画「ハンターキラー 潜航せよ」とトランプ2.0の「終りの始まり」。そして今後の政局

2025・7・27(第1283回) <アマゾンより> 潜水艦ものは、地上と海中とに分れる。「眼下の敵」などがあるのを鑑みていい作品が多い。私はこれも好きだ。ジェラルド・バトラーの艦長ぶりが魅力的で、CATVで観た。バトラー主演ものとしては興行収入がイマイチだったらしいが、私にはけっこう面白かった。ついでに「ハンターキラー」とは攻撃型潜水艦を意味する。 トランプ2.0に対

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映画「プレステージ」と参院選挙

2025・7・20(第1282回) <アマゾンより> 舘ひろしのキザっぽいところにひかれて、CATVで観た。2人のマジシャンンの物語で、クリストファー・ノーラン監督、主演はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール、助演にスカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、それに何とデヴィッド・ボウイが出ている。 ストーリーは省くが、マジックが次の三段階によることがわかった。

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カフカ「変身」と日本の投資と起きつつある革命

2025・7・13(第1281回) <アマゾンより> 先を見る、予測する、という商売でやって来た。おかげ様で8月27日90才になるが、まだやれる。というのは、10月、11月迄講演会の依頼があるからだ。このブログも電話ですぐ反応がある。頑張らなくちゃ。 私の慶応義塾大学時代の白石ゼミで、実例を挙げる。トヨタに入社し副社長まで昇進したKという男。親は大手紡績の役員で私も泊め

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希望と期待が過剰に膨らんでいるマーケット

価値の裏付けのない資産に資金が集中している 最近上昇が目立っているのは、ビットコインとNVIDIAの株である。両者に共通するのは、時価総額の巨大さと、収益還元法による価値評価に適していないことである。暗号資産は、一部のステーブルコイン(裏付けとなる資産があり通貨と連動)を除くと、単に帳簿に記録された数値に過ぎないので、収益を生まず、伝統的資産より高いリターンが上がると信じる根拠はない。

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全国民必読!「ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ」(髙橋洋一、山田吉彦、松原仁著、産経新聞出版刊)

2025・7・6(第1280回) <アマゾンより> 私事から書き始めて恐縮だが、私は2012年12月に『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』という本を出版した。当時エネルギー輸入国だった米国が、シェールガスのおかげで輸出国に変わる。米国経済の好転は日本にも移り(当時の安倍晋三内閣は)安定した 高成長に移る。以上がごくごく単純化した本の中味である。すべて的中している

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新NISAの使い勝手向上に、もう一段の努力を

2024年1月に新NISAがスタートしてから1年半が経過した。旧来のNISA(少額投資非課税制度)がリニューアルされ、拡充・恒久化されたものである。 口座数が2024年末には2,560万口座と、1年間で435万口座増加したものの、旧NISAが始まった2014年の825万口座には及ばなかった。(図表1)   口座の稼働率はどうか。2014年に旧NISAが開設された

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