「 マーケットEye 」 一覧
実は緊迫化している対中包囲による局地戦の可能性 (第1062回)
このブログの愛読者の方々は、私が米国の軍事産業の株価から「どうも冷戦がホット化、つまりドンパチやらかす可能性を示している」と読んでいることをご存知と思う。 これをウラ付けしてくれる情報を頂いた。SAIL代表の大井幸子さん、以下ニュースレター4月27日付をご紹介する。 「先週末から各国の海軍の動きが目立っている。」以下概要をまとめる。 ① 4月24日。中国海軍の強襲揚陸艦「海
映画「ノマドランド」とNY・東京株式市場を襲う七つの難題と私の強気 (第1061回)
近く発表されるアカデミー賞作品賞の最有力候補とされる話題作。 あらすじから入る。 ネバダ州の企業に頼り切った町で暮らしていた60代の女性ファ ーン(フランシス・マクドーマンド)はリーマンショックで倒産した企業の影響で、 長年住み慣れた家を失ってしまう。 ファーンは、「ノマド(遊牧民)」として、季節労働の現場を転々と歩きながら、 車上生活を送る。
目先、米譲渡所得増税案の発表に全集中
2021/04/19 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
大きな政府に舵を切った米国、世界も追随へ バイデン政権が2兆ドルの経済対策とともに法人税率の引き上げを発表した。これに先立ってイエレン財務長官が世界に向けて法人税率の最低税率について国際協調を呼びかけている。レーガン、サッチャー政権当時から、西側諸国の経済政策は「新自由主義」と呼ばれる、規制緩和と減税、グローバル化を推進する方向に進んできたが、この結果、先進国の財政赤字は増加し、その分だけ富