「 マーケットEye 」 一覧

「川中島の戦い」と売り方買い方の先読み合戦と私の強気(第1070回)

川中島合戦は計五回行われているが、今回、最も有名な第四次合戦を取り上げた。 二万の武田勢に対し一万三千の上杉勢。信玄はキツツキ作戦をとる。六割に当たる一万二千を妻女山の上杉の陣営に派遣、山から下りてきた上杉勢を川中島の信玄本隊が挟み撃ちにする、という作戦だ。 前提条件は上杉勢がこの作戦に気が付かないことだった。 ところが武田勢の炊煙の多さから、上杉謙信は、襲撃を察知。 夜

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日本だけ乱高下の原因は海外投機筋、無視してよい

リスクパリティー戦略とハイリスク銘柄愛好組が時間差攻撃 FOMCの直前から海外投機筋の動きが活発となっており、日ごとのインデックス別あるいは銘柄群別の変動及びその格差が激しくなっている。筆者の目からはそこにきちんとした理屈は存在しておらず、複数のデイトレード系の投機筋が、相手方の裏をかくような動きを日替わりで行っているのが原因だと見ている。わざと相手の裏をかこうとしているので、真面目に考える

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ミーム銘柄って何だ?

ネットを介して広がるしゃれた言葉やアイデアが語源 米国株式市場で、最近非常に存在感、重要性を増している一群がMeme(ミーム)と呼ばれる銘柄である。Wikipedia によれば、ミームとはインターネットを介して一風変わった面白いアイデアや表現が、模倣により急速に拡大する現象、もしくは模倣される行動や概念を指すらしい。単純に言えば、ネットで広がった流行語とか、若い子たちが指でハートマークを作っ

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インフレ予想を巡って大激戦、波乱含み

今のところ楽観派が市場をリードしているが 世界的に見ると新型コロナ禍は終盤戦に入ったようだ。欧米ではワクチン接種率の増加と並行して新規感染者数、死者数とも急速に低下している。行動制限は段階的に解除され、マスク着用義務も解除されつつある。米国は7月4日の独立記念日にはバイデン氏が勝利宣言をするだろうし、東京五輪は人数制限付きで観客を入れる公算が強い。4月から急速に蔓延したインドも最悪期を脱して

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FRBの方針変更もなんのその、やる気満々の米国投機筋

ドル高で金価格が急落、インフレは起きないと言いつのって投機株に殺到 16日のFOMCでFRBがスタンスをやや引き締め方向にシフトさせることはほとんどの市場参加者が想定していたことだ。5月の消費者物価CPIが前年比5%も上昇し、足元でも原油価格が70ドル強に続伸、雇用環境も目に見えて改善している。慎重だったパウエル議長もこれを認めている。 17人のFOMC委員による、毎年末のFFレート予

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電気自動車シフト、下手に急ぐと破滅するリスク大

日本経済が復活するためには、情熱と危機感を持った若者が必要 日本が繁栄を続けるためには、工業生産で世界の最先端を走り続ける必要がある。平たく言えば、国内でも世界でも高い値段で買ってもらえる工業製品をコンスタントに作っていけるかということである。だがこれはなかなか難しい問題である。 まず統計を確認しておく。経産省が2年前纏めたものづくり産業のレポートでは工業国上位4か国は米中日独である。

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「レ・ミゼラブル」と私が今週を投資の大チャンスと見ている理由(第1069回)

この素晴らしい傑作をまだ見ていない方へは、ともかく一回観て 感動を共にしなさいと助言します。  私はロンドンで三回、NY二回、東京で四回観た。「民衆の歌」 には何回聴いてもゾクゾクさせられたし、「宿屋の主人」の歌で では必ず笑ってしまう。幼いコゼットの歌には涙する。  一切れのパンを盗もうとして捕まり、何と19年も牢獄に閉じ 込められ、釈放後も差別され迫害され

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