「 マーケットEye 」 一覧

ステファン・ツヴァイク「歴史の決定的瞬間」と、トランプ大統領のコロナ感染 (第1032回)

 本題に入る前に、例の東証システム停止の件について、これは「事故」ではなく、某国の「脅迫」と考える。もちろん、お隣の大国のことだ、と私は推測する。  現代の戦争は、昔のような戦車やミサイルではない。電磁波を使って、信管まで止める。この国は米国と対立。日本は駐在している企業が続々と脱出計画を発表し、指導者は苦境にあった筈。日本の新首相に、オドシをかけ、これ以上米国側にスリ寄るのは止めろ。さも

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三島由紀夫「橋づくし」と宇宙開発と外国人機関投資家の買っている九銘柄 (第1031回)

 三島由紀夫の、没後50年。先日、日生劇場で劇化上演したのを観に行った。残念ながらとんでもない愚作。同時に上演された「憂国(死なない)」はこれに輪をかけた箸にも棒にもかからない超愚作。若手の男性スター目当ての女性ファンは別として、85歳の私にとっては苦痛以外の何物でもなかった。  ただし、原作を読み返したキキメもあった。歌舞伎の道行きの趣向に感心したり、三好橋のたもとの記念碑を思い出したり

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アビガン承認申請へ、ゲームチェンジャーとなるか

感染初期用の承認薬として第一号に、ワクチンなしでも普通の生活に 昼過ぎにロイターから富士写真子会社の富山化学がアビガンの治験第三相(フェーズ3)に成功というニュースが流れ、同社を旗頭として株価は下げ幅を縮めていった。急ぎに急いで申請は10月前半、月末に承認ではないか。承認薬であれば大抵の医院で投与が可能になろう。菅政権にとってはひとまず新規感染者数を気にせずG

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「平家物語」と10月22日の米国の「対コロナ戦争」勝利宣言と大統領選の行方  2020・9・20 (第1030回)

「平家物語」を4歳の時から読まされた、というと驚かれるだろうが、ホントの話である。  私の父方の祖父は茨城出身で今の江東区深川常盤町で書塾をしていた。夫婦養子で弟子から選んだので、当然父母も書家。ただ父は当時の食糧関係の公団に勤めていた。私はひとり男だったので今井家の三代目。そこで祖父は書道の稽古を弟子たちにしながら私をヒザの上に乗せ、相手がいないと祖父は「平家」。それから九九を教えた。

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オクトーバーサプライズ

トランプ政権が終わるというのが現時点でのメインシナリオ どの国でもそうだが、戦争や国家的な危機に直面すると政権政党や国のリーダーの支持率が急上昇する傾向がある。9.11テロ直後には、ブッシュ大統領の支持率が50%台から90%に上がった。古くは61年、就任から間もないケネディがカストロ政権の転覆を狙ってピッグズ湾事件を起こして失敗したのに、支持率がその年の最高を記録した。

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菅さんは1年で首相を辞める気ではないか?

大目標を掲げて何年もやるつもりには見えない 田中真紀子氏が「菅さんは安倍家の生ゴミを貯めたポリバケツの蓋だから外すわけにいかない」と言ったそうだが、うまいことを言う。だから安倍政権共犯者が全員相乗りした。 菅政権が大目標を掲げた本格政権でないのは、閣僚人事を見れば明らかである。前政権からの閣僚を半分以上引き継ぎ、自身が目玉政策としていた行政のデジタル化推進、携帯

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米国景気の引き潮の予兆、米人気株は売れ

まずは菅新内閣の陣容に注目 先ほど自民党総裁選が終了し、大方の予想通り菅義偉氏が次期総裁に選出された。菅氏は一応安倍政権の路線を踏襲すると言っているが、真面目な構造改革には一切手を付けず、お友達作りにばかり熱心だった安倍路線を引き継ぎ、モリカケ桜問題にも蓋をするというなら早晩人気を失うのは確実だろう。 それなら支持率の高い今のうちに解散総選挙、というのが定石では

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