ここから1年間、米国株式の底入れ模索の時期

苦し紛れの「国葬儀」も、終わればひとまず岸田リバウンドへ   手元の辞典類を探したが国葬儀という言葉は載っていない。吉田茂の時は武道館に「故吉田茂国葬儀」の看板があったというが、儀というのは式典全般に使う言葉。国葬の定義は、国家に多大な貢献をした人物の死去に対する国全体としての儀式であり、安倍さんは国民の半数以上が反対しているので国葬には不適当だ。早々と「国葬」と決めてしまっ

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ピーター・シェーファー「アマデウス」とマスコミに乗せられて、道を間違えている自民党。米国株より日本株の方が、相対的に高くなっている事実。(第1135回)

モーツアルトがサリエリによって殺されたという伝説をテーマにした脚本。映画化され作品賞を含むカデミー賞7部門を獲得した。 私は9代目松本幸四郎(現2代目 松本白鸚)の演じた舞台を3回も観た。もちろん白鸚がサリエリ、相手役がモーツアルト。 初めはモーツアルト江守徹、次は現在の10代目松本幸四郎。最後のモーツアルト役は桐山照史。ブロードウェイでの上演は観ていない。 ウィーンで

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コロナ禍下で膨れ上がった公的医療費を抑え込め

  新型コロナウィルス感染症の蔓延が、はしなくも露呈したわが国の医療提供体制の脆弱性について過去3回にわたって考察してきた。今回はその締めくくりとして、コロナがもたらした医療費の財源問題について今後のあり方を考えてみたい。   公的医療の財源問題は税と社会保障の一体改革で 2020年度補正後の予算は112.5兆円の赤字、2021年度は65.7兆円というとんでもな

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基本の話by前田昌孝(第9回)

<金利上昇、何が怖いか> 株式の投資家にとって鬼門の9月が終わりました。なぜ警戒されていたのかというと、過去の実績で12カ月のうち、最も下落しやすい月だったからです。その経験則が裏切られることなく、今年は内外の株式相場は大きく下げました。日経平均株価も月間で2154円もの下落。世界の債券相場の「暴落」とも呼んでいい下げが、株式相場にも大きくのしかかった1カ月でした。 債券相場の下落は

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金利差が大きく拡大する途中、介入は無意味

金融機関の富裕層への営業攻勢はこれから本格化   日銀が「ドル売り」介入した。為替介入と言えば円高を食い止めるための「円売り」と相場が決まっているが、日米欧の金融決定会合が連続し、米が予想通り0.75%利上げ、超マイナス金利だったスイスも大幅利上げ(- 0.25%から+0.5%)となって政策金利がマイナスなのは日本だけになった。   結果、内外金利差が拡

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ドル円は150円突破からが早い

この件はもう織り込み済み、というのは大体ウソ   今週は日米で中央銀行の会合がある。米国は大体0.75%利上げで決まったようなものだが、日銀は先行きのインフレ加速傾向を認めながらも、賃金の継続的上昇という展望が見えるまで、現在の政策を維持する、と言うだろう。したがって政策変更はない。   その結果、日米金利差は大きく拡大する。会合後、政策金利は米国は3-

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映画「沈黙のパレード」と米国経済のマイルドランディングとプーチンの自滅。そしてNY株と日本株の「差」(第1134回)

東野圭吾さんのこのシリーズは10冊で1500万部売ったという。 変人だが天才の湯川学というキャラクターを、大スターの福山雅治が演じ、柴咲コウ、北村一輝のワキ役たちがしめる。 映画は、これを入れて3本だが、初日に観たが大満員。ヒット間違いなし。おすすめできる。 普通の人々が中心、殺しの場面は出ない、ナゾは十分。泣かせるシーンも。要するに日本人の心をぐいと掴む作風だ

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