映画「さらば愛しき女よ」と大予想を的中させたスーパーマンの紹介。日銀ETFと国民の大儲け。そして近く発生する大暴騰。そして近く発生する大暴騰。(第1148回)

そして近く発生する大暴騰 7月24日に愛妻 扶美子を失って4ヶ月。  夜寝る時に「夢でいいから出てきてくれ」と願うのだが、ごくたまにしか、そんなことはない。またとんでもない時に急に涙が止まらなくなる。まだ「さらば」とは言えない心境だ。  今回は映画の題だけで選んだので、ストーリーは関係ない。ただ原作の方は面白い。一読をお勧めする。  他人さまをほめるのはリスクがある。マー

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市場参加者は近くを見すぎている

金利のピークを迎えるはるか前に緩和期待で走り出す   昨晩の米国CPIが前年比7.7%上昇で市場予測を下回ったということで、米国市場は寄り付き前から熱狂していた。先陣を切ったのが債券市場で、10年物利回りは4.1%付近だったものが発表後30分で3.92%まで急低下、その後も低下を続け3.81%で終了。これに並行してドル円もあれよあれよという間に141円付近まで5円幅の下落とな

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「ツキジデスの罠」とドルの地位。米国中間選挙がもたらしたトランプ復活の可能性減。そして株価の行方。 (第1147回)

「ツキジスのワナ」とは、アテネの覇権をスパルタが追い上げた時、必ず戦争になるというギリシャの哲人の言葉だ。現在でいうと米中の関係。世界中が固唾を飲んで先行きを見守っている。 これについて、必ず私の講演の時に出る質問が「米ドルは基軸通貨として今後も地位を保てますか?」である。世界の覇権は通貨が基軸,つまり世界中で通用している事が必要だ。 私が母校慶應義塾大学の三田校舎で学生に聞かれた質

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さすがトヨタの減益決算、こんな逆風下で三菱自動車が謎の最高益

想定より渋い中間決算も、総じて今後の増額余地を示唆   225銘柄のうち95社、時価総額の51.5%が四半期決算を終えた。純利益の合計は3兆8478億円・前年比3.7%増にとどまった。円安が大きく進んでいた割には、伸び悩んだ印象。主因は電力・ガスが軒並み大赤字に転換したのと、トヨタの減益、日清粉と住友ファーマの大型減損処理だった。表面上はパッとしないが、1年前の株主資本をベー

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楽観論が出るうちは、まだ大底は遠い

株価も景気も、グウの音も出なくなるほど悪化してから底入れする   マーケットに流れてくる意見は、客観的な立場のものより、過度に楽観的なものの方が多い。記事やコメントを出す側も受け手の側も、買い注文とか大幅高とか明るい話題の方を好むし、ブローカーや運用業者、出版社やセミナー業者などスポンサー側も、新規顧客を獲得するのに「楽に儲けられる」暗示を持たせる必要があるからだ。 &

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シェイクスピア「空騒ぎ」と3つの世論の無駄な誤解。米国中間選挙の予測。そして私の強気。 (第1145回)

 シェイクスピアの喜劇の傑作。名誉、恥、宮廷政治に対する真剣なな考察を含んでいて(そこがいいのだが)、全体としては明るく楽しい作品。  ケネス・ブラナー監督で映画化しているが、私は観ていない。  画は18世紀にこれを当り役とした当代一流の役者のもの。28年間と続けて上演したとか。  人気がしのばれる。  このドラマはふた組の恋人たちの誤解がスタートになる。

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個人金融所得倍増は諸刃の剣か

岸田首相は就任来、個人金融資産所得の倍増を実現すると意気込んでいる。 NISA(少額投資非課税制度)の拡充・恒久化を柱として、個人保有の預貯金を証券投資に誘導するという。 この金融所得倍増プランは5月から9月にかけてのロンドンとニューヨークでの演説で大々的にぶち上げたものであるが、10月4日に行われた臨時国会の所信表明演説ではまったく触れていない。経済政策の最重要課題として掲げた円安と

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