「 今井澂 」 一覧

映画「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」と2020年の金相場 - 戻り高値更新の日は近い -(第993回) 

ご存知のスターウォーズ、エピソード9で完結編。 前作「最後のジェダイ」では、ファースト・オーダーもレジスタンス側もボロボロだったが、今回はいつの間に態勢を立ちなおしている。 まあ不親切というか、お手盛りというか、 それでもヒットしているのだからこのブランドは大変なものだ。 今回のストーリーは入り組んでいるのでご紹介は書かない。ミソは死んだと思われていた皇帝パルパティーンが生きていたこ

続きを見る

ベートーベン「第九」と日米のグレートローテーション(第992回) 

年末になると方々で演奏される名曲中の名曲。最近、NHKでベートーベン の健康と絡んだ番組を観て新しい事実をずいぶん学んだ。  第一は例の難聴。「若年発症型両側性感音難聴」という1万人に一人の難病 であったこと。 第二は、晩年になって肝臓が悪化したこと。当時は治療法がなく、黄疸になっ たということは、死刑宣告に近い。恐らく遺言のつもりで作ったのが「第九」 であったこと。  第三は「歓喜の歌」という

続きを見る

映画「カツベン!」と、トランプ→ペンスの政変と株(第991回)

周防正行監督の5年ぶりの新作。100年前の「映画」、じゃなく「活動写真」。白黒の無声映画だが、ナマ演奏とともに活動弁士(カツベン)が声色を使い個性的な語りで人気を博した時代を描く。  映画好きにはこたえられない作品で、娯楽作品として最上級のランクに入る。とくに主役の俊太郎(成田凌)が巧い。子供の時から映画にあこがれていたが、いつの間にかニセ弁士として盗賊団の片棒を担がされていた。イヤ気がさ

続きを見る

映画「荒野の決闘」と来年のまだ注目されていない大変化の発生(第990回)

「私はクレメンタインという名前が大好きです」。ヘンリー・フォンダ演じ るワイヤット・アープのラストシーンでいうセリフだ。  この映画の原題は「マイ・ダーリング・クレメンタイン」。米国民謡の題で ある。女性に口説き文句は言えず、別れ際に名前が大好きというのが精いっぱ い。私も若いころ、気が弱くて同じような状態になったことがあり、このワイ ヤットとの性格には共感を覚えた。  お話はご存じの通り、アー

続きを見る

映画「虹を掴む男」とこの上げ相場の目標 (第989回)

「ポケタ・ポケタ・ポケタ」 「虹を掴む男」の主人公ウオルター・ミテイは幻想癖の持ち主だ。幻想の中での飛行機のエンジンの音や病院の医療器具の音が、ポケタ・ポケタと聞こえる。原作はジェームス・サーバーという短編作家。この音は原作でも、ダニー・ケイの主演映画でも使われている。  サーバーの原作では、主人公は奥さんの尻に敷かれた冴えない中年男だが、映画では美しい女優(ヴァ―ジニア・・メイヨ)

続きを見る

映画「決算!忠臣蔵」とトランプ再選と安倍四選(第988回)

まことに楽しい時代劇コメディーの佳作。大石内内蔵助が残した請払帳を分析した山本博文著「『忠臣蔵』の決算書」の映画化。関西弁でやんわりと笑わせる。  物価を換算してテロップで見せるアィデアが楽しい。江戸時代のそば一杯は16文、時価480円とすると一文30円。一両は12万円。  赤穂浪士の軍資金は800両だから、現在の円では9600万円。主な原資は内匠頭の正室、遥泉院の持参金。  

続きを見る

映画「国家が破産する日」と反日文在寅政権の行く末(第987回)

まことによくできた韓国製政治経済サスペンス。1997年12月3日にIMF とアジア開発銀行から550億ドルの緊急支援協定を締結した前後の官民の動きを描いている。  危機で儲けようとする投機家、何も知らせてもらえない町工場の経営者。これに保身を図る高級官僚、さらに韓国に過酷な条件を突きつけるIMF専務理事と米国財務官が絡む。  主人公の女性は韓国銀行の通貨政策チーム長で、危機の7

続きを見る

PAGE TOP ↑