「 今井澂 」 一覧

映画「真実」と私がV字型上昇と信じる理由(第982回)

万引き家族」の是枝裕和監督の第76回ベネッイア国際映画祭のオープニング作品として出品した新作。主演にカトリーヌ・ドヌーヴ、助演にジュリエット・ビノシュとイーサン・ホーク。この芸達者ぞろいで、見ごたえのある作品になった。私は試写会で観たが、周囲でも高い評価の声が多かった。  映画のテーマは、国民的大女優という虚像になってきた主人公にとり、事実よりイメージの方が重要で、その方が彼女にとっての「

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緊急版「まだまだ続くお愉しみ」第983回 遂に来たドカン!底値は?どうするか?銘柄は?

三谷幸喜監督の最新作で、大ヒット中。主人公は悪徳政治家の主将黒田  (中井貴一)。あまりの非道で支持率2・0%だが、なお地位にしがみついて いる。ついに投石され、その一つが頭に命中、全く記憶を失ってしまう。この ことはごく少数のものしか知らず、政治のド素人が首相としての毎日を送る。  一方、愛想を尽かせた夫人は夫の元から逃げ出し、欧州に行く準備を進め、 まだ首相のハンサムな秘書(ディーン・フジオ

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映画「記憶にございません!」と近く発生する株価急落の材料

三谷幸喜監督の最新作で、大ヒット中。主人公は悪徳政治家の主将黒田  (中井貴一)。あまりの非道で支持率2・0%だが、なお地位にしがみついて いる。ついに投石され、その一つが頭に命中、全く記憶を失ってしまう。この ことはごく少数のものしか知らず、政治のド素人が首相としての毎日を送る。  一方、愛想を尽かせた夫人は夫の元から逃げ出し、欧州に行く準備を進め、 まだ首相のハンサムな秘書(ディーン・フジオ

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映画「素晴らしき哉、人生!」と金融市場でのリーマンを思わせる異変

私は先週、岐阜の大手会計事務所での講演会に招かれ、その前夜に夫婦で長良川の鵜飼いを見物させていただいた。11人の招待客の中に岐阜県の有力金融機関のトップが「私はイマイ先生のブログの愛読者で、次の映画にこれを使ってください」と、この作品のDVDをプレゼントしていただいた。  幸い、というか、このブログ「まだまだ続くお愉しみ」にこの「素晴らしき哉、人生!」は取り上げたことがない。有難くDVDを

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映画「オール・ザット・ジャズ」と市場が織り込み始めた意外な近未来

 BSで久しぶりに見たらなんと3回も!繰り返して観た理由は、圧倒的なダンスシーン、それにロイ・シャイダーの主役がなんとも凄かったからだ。もうひとつ、監督のボブ・フォッシーが自分の死期が近いのを悟った上の作品なので、自らの死をドラマ化した。84歳の私としては、これが身近に感じられたからだ。  舞台はブロードウエイ。ミュージカルを準備中の舞台監督ジョー・ギデオン(ロイ・シャイダー)は酒と女とヘ

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映画「SHADOW/影武者」と内閣改造の(十分あり得る)失敗

      (第980回)2019・9・8  チャン・イーモウ監督の待望の新作で、しかもあの「HERO」「LOVERES」のようなアクション武侠もの。前2作のような華やかで美しい画面作りを期待していたが、今回は水墨画風の白黒を中心としたこれまたセンスの良い作品に仕上がった。流石名監督と言われるだけのことはあった。  時は戦国時代の中国、小国沛

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映画「ワンス・ア・タイム・イン・ハリウッド」と内閣改造後の積極財政への転換

レオナルド・ディカプリオとブラピ、クエンティン・タランティーノ監督の組み合わせ。しかも「10本限り」と宣言しているタランテイーの9本目。わき役にアル・パチーノやカート・ラッセル、ブルース・ダーンときたら映画ファンにはたまらない。  結論から言うと、残念ながら駄作に近い失敗作であった。終わりの方に近くなればなるほど手抜きになってゆく。  お話は良く出来ている。1969年。人気が衰えか

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