「 今井澂 」 一覧

【初・中級者向き】映画「15時17分、パリ行き」とウォール街の複合危機

2018・3・4 87歳のクリント・イーストウッド監督の最新作。2015年8月、アムステルダム発パリ行きの高速列車で、銃による大量殺戮テロを始めようとした男を、米国人三人が立ち向かい阻止した。その実話を実際に阻止した本人たちに自分の役で演技させて映画にした。 幼い時から友人同士の三人の堅い友情を生ませた米国の少年期教育のいい加減さ、教師の責任逃れが画かれる。一方イスラム系テロリストの方

続きを見る

【初・中級者向き】映画「ザ・シークレットマン」とNYダウと円高の行方

2018・2・24 1972年6月17日、ワシントンのウォーターゲートビルの民主党本部に、盗聴器を仕掛けようとした男たちが逮捕される。共和党ニクソン陣営は当初関与を否定していたが、大統領による事件のもみ消しや不正工作、司法妨害が次第に明らかになる。世論に押され、また弾劾決議が行われることが確実になったので、ニクソンは辞職した。これが「ウオーターゲート事件」である。  

続きを見る

【初・中級者向き】平昌五輪の後に来る「日本の国難」

  2018・2・17 平昌五輪もあと1週間。これまでのところ美女応援団だのロケットマンの妹・金与正派遣だの「北」はあの手この手で宣伝中だ。 「北」の核は米国と日本向けの武器で、韓国向けではないーと韓国民に信じさせ、米軍を撤退させ、南北統一すれば「核」付きの強い統一朝鮮、そしてその「財布」は日本からなんぼでも引き出せるー。 まあこのシナリオに文在寅韓国大統領は完全

続きを見る

【初・中級者向き】映画「祈りの幕が下りる時」と「トランプ暴落1」と日本株と金上昇

  2018・2・11 「加賀シリーズ」とも「新参者シリーズ」ともいわれる東野圭吾の人気ミステリーの映画化だ。“泣かせるミステリー”という新ジャンルを開拓した。初期の「赤い指」がその最たるものだが、この最終作も親子の情愛が一つの軸になっており、吉川英治文学賞をとっただけのことはある。映画もヒット中だ。主役の阿部寛がいい。   葛飾区のアパートで女性が殺さ

続きを見る

【初・中級者向き】映画「スリー・ビルボード」NY株急落

    2018年2月4日 劇作家として著名なマーティン・マクドナーの映画進出で注目していたが、期待にたがわない一作だった。 舞台は米国ミズーリ州の田舎町、うららかな風景の中に巨大な赤の広告看板が三つ。7か月前に娘を殺された母親が、一向に進まない捜査に怒って出した広告で警察を非難する。女主人公ミルドレッドは口も態度も悪く、時には法に触れるような行動も。一

続きを見る

【初・中級者向き】映画「北北西に進路をとれ」とトランプ発言と秋の株安材料

  2018・1・28 ご存知ヒッチコックの傑作で、サスペンス物の中の「巻き込まれ型」の代表だ。 主人公ケイリー・グラントはNYの広告代理店の男。クライアントと打ち合わせのためにホテルに行き、電話をかけることを思い出して立ちあがる。ちょうどホテルのボーイが「キャプラン様」と呼んだ瞬間だった。キャプランはFBIの一員で、敵国のスパイはキャプランを消そうと企んでいた。呼ばれ

続きを見る

【初・中級者向き】名作「ガリバー旅行記」と建設株

  2018・1・21 ご存知の冒険物語で小人たちの国、巨人たちの国、空飛ぶ島の国、馬たちの国―。イギリスに妻子を残し、懲りずに旅に出たガリバー。しかしよく読むと、1726年に出版されたこの物語は階級制度への批判、人間のいやらしい面を辛辣にえぐった凄い作品だ。 第三話で、私はとんでもないエピソードを改めて発見した。ラグナグ国でストラルドブルグつまり不老のひとがほんの少し

続きを見る

PAGE TOP ↑