「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】 米国が堅調なのに日本株が冴えないのはなぜ?

依然として米債買いドル安日経先物売りを狙うヘッジファンド NYダウは昨日まで6日連続で史上最高値更新中なのに、日本株はこの4営業日売り物がちで上値の重い展開が続いている。ドル円は概ね113円台後半で小動き、米10年債利回りは2.45%付近で落ち着いている。これまで指摘してきたように、市場の見解とは異なりFRBの利上げに賭ける姿勢は強いということは、ハト派として知られるイエレンFRB議長の利上げに

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【上級者向き】 日米首脳の仲がよいのはよいことだが

気疲れしていたトランプさんが久しぶりに気楽な人物に会えてリラックスしただけ 日米首脳会談がきわめて親密な空気の中で行われ、このところ不機嫌な表情が多かったトランプ氏もご満悦で、日本が警戒した諸問題についてはほとんど満額回答と言ってよい反応が返ってきたため、市場参加者は喜んでいることだろう。少なくとも日米関係で近い将来緊張感の高まる公算はほとんどないことが確認されたため、流れは完全にリスクオン。大

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【上級者向き】 トランプよりもFRBを信じよう、株式は押し目買いで

業績は想定以上に良好、株に割安感強まる このレポートは10日の引け後に書いている。ここ1か月間は株価水準がほとんど変わっていないものの、10-12月決算の内容は想定以上に強く円高なのに前年同期比2割増益、その分だけ株価の割安感は強まった。筆者の予想ベースで日経225採用銘柄の時価総額ベースの今期予想PERは14.91倍、来期予想は13.55倍となっている。今期キャッシュフロー倍率は7.54倍と先

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【上級者向き】 どうして業績がいいのに個人が売り越すのか

売りたくて売っているわけではない個人投資家 最近の円高の背景についてもう一つ付け加えておきたい。3週間ほど前からトランプ相場、つまり米国債が売られドル高円安、株高が進む流れに変調が見えるが、その理由として米行政管理予算局(OMB)長官(日本流に言えば政府支出を仕切る部門の大臣)にティーパーティーのメンバーであるミック・マルバニー下院議員が就任したことが挙げられる。 マルバニー氏は米国議会の

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【上級者向き】 112円台の攻防戦の背景にあるもの

為替と債券を絡めた大手投機筋の売り叩きがあった模様 ドル円は1月17日の夜に112円台に突入して以来、反発しては再び安値トライという動きを繰り返し、すでに3週間のレンジ相場を経過している。日経225も、ほぼドル円の動きに連動して上がったり下がったりしている。大発会の日だけは大幅円安と株高で景気のよいスタートを切ったものの、その後はさっぱりである。日銀のETF買いが7000億円以上入っているが、こ

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【上級者向き】 根本的に発想を変えないとこの国の財政再建はできない

責任ある部署に正しい危機感を持つ人がいないこの国の仕組み 本日の衆院予算委員会では日銀総裁も出席し、珍しく?本来のメインテーマである財政問題に絡んだ熱い討論が行われていた。大変結構なことである。10日ほど前報じられたように2020年度のプライマリーバランスゼロの目標は、楽観的な政府経済見通しが実現しても8兆円強の赤字が残り、事実上達成不能の情勢であることが明らかになった。 実際には政府見通

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【上級者向き】 米国3月利上げのにおいがプンプンしている

日本の12月期決算は上方修正含みでスタート 1月30日現在225採用銘柄で12月までの3か月間に終わった決算を発表した企業は32社でその時価総額は対象の17.0%である。このうち3か月前の通期予想から下方修正となったのはNECとヤマト運輸だけ、上方修正になったのは12社もある。単純に為替メリットでよくなったわけでもなく、収益力が着実に改善している印象だ。 しかも円安によって外貨資産の評価が

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