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三谷幸喜「鎌倉殿の13人」と円安。私の日経平均4万円説(第1115回)

当代きっての才人の三谷幸喜さんの作品なので、最初の放映からずっと観ている。 木曾義仲の没落と死。源義経の腰越止めまで観て、国家の盛衰と似ているな、と感じた。 企業の力(収益)と国力との相関関係も私が従来から力説している。その企業収益が今後、もっと上昇する。 円安のおかげである。 文藝春秋6月号に「ミスター円」と異名をとった元財務官の榊原英資さんのコメントが載っている。

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有吉佐和子「恍惚の人」と私の日経平均4万円説をウラ付ける175兆円の金融資産(第1114回)

「老いなき世界」を読んだ。ハーバード大教授のデビッド・A・シンクレア氏の世界的ベストセラーだ。 『老化は治療できる病である』というなんとも心強い文章である。一読をお勧めする。 「レスベラトロール」という抗老化薬の存在も。早く開発を進めてほしい。 現在我が国では健康寿命、つまり日常生活に制限のない期間は、令和元年で男性69.4歳、女性が72.65歳。平均寿命は男性78.07歳、女

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映画「殿、利息でござる!」と私の日経平均4万円説の背景(第1113回)

日本映画としては珍しい金融問題を取り扱った作品。中村義洋監督で、瑛太と妻夫木聡が主演。磯田道史さんの「無私の日本人」に所収されている「穀田屋十三郎」という評伝を原作としている。 250年前の江戸時代。財政難の仙台藩は重税を課し、そのために破産と夜逃げが相次いで発生していた。 小さな宿場町の吉岡宿で、さびれ果てた街の将来を心配した顔役兄弟が、途方もない案を考え出した。 「逆転の発

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手塚治虫「火の鳥 黎明編」と円安メリットの再認識。「2」のつく年は「買い」説(第1112回)

手塚治虫は「鉄腕アトム」が超有名だし、声を受け持った清水マリさんは私の妹 充子の大親友なので、ご縁がある。 しかし何と云っても手塚治虫のライフワークだし、原作とした映画、アニメ、ラジオ、ドラマ、ビデオゲームなどで現在も“生きている”名作だ。 私は20代のサラリーマン時代に雑誌に連載されたのを読んだ。心を打たれた名ゼリフを次に述べる。火の鳥のセリフだ。 「虫たちは自然が決めた一生

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映画「TITANE/チタン」と、米国のひとり勝ちと、これに対抗するロシアの金本位制。私の強気(第1111回)

2021年カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を獲得したフランス映画。韓国映画「パラサイト 半地下の家族」もかなり衝撃的な作品だったが、本作はあれを一段どころか二段、三段も上回った超怪作である。 主人公アレクシアは幼いときに交通事故に遭い、頭にチタン板を埋め込まれた。 数年後、美女に成人した主人公はモーターショーのショーガールになっている。 人気は大変なもので、サインや写真

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映画「ワーロック」と円安ドル高の定着で、日経平均3万2000円の回復(第1110回)

1959年。私が大学を卒業して証券界に入った年の作品。 ワーロックという銀鉱山を持つリッチな町が、無法者の一群に被害を受け、就任していた連邦保安官は彼らに追い出される。 悪人と承知で著名なガンマンを雇う。賭博場のオーナーとこみで。 ヘンリー・フォンダとアンソニー・クインがその2人。 無法者は退治されるが、町は2人の支配下にされてしまう。 現在のロシアに似ている。

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映画「ドライブ・マイ・カー」と長期の円安・インフレ・タンス預金と金。(第1109回)

日本映画としては「おくりびと」以来、13年ぶりにアカデミー最優秀外国語映画賞を獲得した。これに先立ってカンヌ で4冠を得た秀作。3時間を超える長編だが、私は少しも飽きなかった。 村上春樹の短編集から映画化されたが、「ドライブ・マイ・カー」のほか「シェエラザード」と「木野」も含まれている。 しかし、この映画の本当の作者は、チェーホフだろう。劇中劇「ワーニャ伯父さん」の主人公たちが

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