「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】日本の事情に関係なく外国投機筋が売っている

米国債が示すヘッジファンドの戦略転換 直観的には米国株は天井を付けたのではないか。以前から書いてきた通り、外国の大手ヘッジファンドは昨年2月以降、米国デフレシナリオを振りかざして米国長期債を盛大にロングし、併せて円買いドル売りのポジションを組んだ。同時に為替の影響を読んで米国株はロング、日本株先物はショートで臨んでいたはずである。 6月頃からは別のファクターで動く投機筋が参入した。半導体の

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【上級者向き】「リスクオンだからドル売り」なんだって

数か月前は逆のことを言っていたはずだが 米国株式は今年に入ってから一段と騰勢を強めており、SP500などは年初来14勝で今場所優勝した栃ノ心並みの勝ち星で、その全部が過去最高値更新である。NYダウは昨年末から1900ドル高、SPはほぼ200ポイントの上昇。この間ドル円は113.2円から一時は5円ほど下がる場面があり、ドル安株高が鮮明である。これは円安で日本株が上昇したのと同じ構図である。海外部門

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【初・中級者向き】映画「北北西に進路をとれ」とトランプ発言と秋の株安材料

  2018・1・28 ご存知ヒッチコックの傑作で、サスペンス物の中の「巻き込まれ型」の代表だ。 主人公ケイリー・グラントはNYの広告代理店の男。クライアントと打ち合わせのためにホテルに行き、電話をかけることを思い出して立ちあがる。ちょうどホテルのボーイが「キャプラン様」と呼んだ瞬間だった。キャプランはFBIの一員で、敵国のスパイはキャプランを消そうと企んでいた。呼ばれ

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【上級者向き】ほとんど気分で動いている現在の円相場

ドルが下がると都合がいい連中が策動的に動かしている模様 ドル円のように2国間の通貨を対象とした為替取引では、合理的な決定要因として両国の金利、インフレ率、成長率、国際収支などの格差が挙げられる。この他にも政治・軍事的要因や財政健全性に対する見方が重要になる場合がある。一時的には天変地異や災害、大きなイベント開催、大型の企業買収などの資金移動が影響する。 ドル円相場は4か月半ぶりに108円台

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【上級者向き】米国市場はクライマックス接近の様相

長期金利と一緒に株価が上昇、楽観主義が強まっている 世界の株式投資家の基準となるインデックスは米国のSP500だが、今年になって14日間ある取引日のうち11日が上昇で連続安はなし、上げた11日全てが過去最高値更新という凄まじい結果である。一方、10年債利回りは昨年末2.409%だったのが2.65%に上昇している。資金が債券から株式市場にシフトしているということもできるし、今年から始まる法人減税効

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【初・中級者向き】名作「ガリバー旅行記」と建設株

  2018・1・21 ご存知の冒険物語で小人たちの国、巨人たちの国、空飛ぶ島の国、馬たちの国―。イギリスに妻子を残し、懲りずに旅に出たガリバー。しかしよく読むと、1726年に出版されたこの物語は階級制度への批判、人間のいやらしい面を辛辣にえぐった凄い作品だ。 第三話で、私はとんでもないエピソードを改めて発見した。ラグナグ国でストラルドブルグつまり不老のひとがほんの少し

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【上級者向き】相場はけっこう荒れている

投機筋による不自然な動きがあちこちに見られる ビットコインの急落を例外として、株式市場の堅調さに比べるとあまり大きく取り上げられていないが、為替相場も原油価格もおかしな動きが続いている。日本の市場では上がっているのは半導体や省力化機械(FA)関連に集中し、大半の銘柄はさほど上がっているわけではなく、バリュー系銘柄と一括りにされる銘柄群もバラツキが大きくなっている。 データセンター増設とチッ

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