「 マーケットEye 」 一覧

アガサ・クリスティー「ナイル殺人事件」と2023年の日本が明るい理由。私が注目する政府純債務がコロナ前より減少した事実。私の入院(第1137回)

何しろ今年は、アガサ・クリスティー生誕130年、名探偵エルキュール・ポアロも生誕100年。全世界で20億冊以上販売した女王が、「私が一番好きなポアロもの」と云った作品だ。 ケネス・プラナーの監督・主演で映画化された。推理もののルールとして、ストーリーと結末は省略する。もう地方でしか上映していないだろうが、いずれDVDも出るだろう。 今回私が注目しているのは、第一生命経済研究所

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ドストエフスキー「罪と罰」とロシアへの制裁の現状と、見直し。日本株の今後(第1136回)

今回は題とロシアが舞台、ということだけでつけた。他意はない。 10月5日、ミハイル・ガルージン ロシア駐日大使の講演を聞いた。自分たちは悪くないの一点張りで、正直云って半分は寝ていた。 鈴木宗男参議院議員が一生懸命ロシアの弁護をしていた。 私は昔のソ連時代を取り戻すためのプーチンの夢想による戦争、とウクライナ侵攻を見ている。 私はロシア経済が悪化して当然、と考えて

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米国のリバウンド、今回は短命か

ショートスクイズを盛大にやっただけ、すぐ売り直される公算大   記録的に悪かった7-9月期が終わって最初の2日、米国株は主要3指数がいずれも5.6%前後の急反発。きっかけは景気見通しの悪化である。3日はISM製造業指数が50に接近、4日はJOLT指数(日本の求人倍率に相当)が2倍から1.7倍に低下した。超を3つ重ねるぐらい気の早い向きが、これを材料に利上げ局面は間もなく終わる

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米国株は年末までさらに10%下落へ

FRBが1%以上追加利上げするなら、計算上そうなる   TIGERの年の75%が終わった。昨年末からの下落率は米国ダウ20.95%、SP500が24.77%、NASDAQ32.40%。一方日経225は9.92%、TOPIX7.85%。この間、ドル円は115.10円から144.74円へ25.75%も上昇している。ドル建てだとTOPIXは26.72%の下落で、SP500と似たり寄

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ここから1年間、米国株式の底入れ模索の時期

苦し紛れの「国葬儀」も、終わればひとまず岸田リバウンドへ   手元の辞典類を探したが国葬儀という言葉は載っていない。吉田茂の時は武道館に「故吉田茂国葬儀」の看板があったというが、儀というのは式典全般に使う言葉。国葬の定義は、国家に多大な貢献をした人物の死去に対する国全体としての儀式であり、安倍さんは国民の半数以上が反対しているので国葬には不適当だ。早々と「国葬」と決めてしまっ

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ピーター・シェーファー「アマデウス」とマスコミに乗せられて、道を間違えている自民党。米国株より日本株の方が、相対的に高くなっている事実。(第1135回)

モーツアルトがサリエリによって殺されたという伝説をテーマにした脚本。映画化され作品賞を含むカデミー賞7部門を獲得した。 私は9代目松本幸四郎(現2代目 松本白鸚)の演じた舞台を3回も観た。もちろん白鸚がサリエリ、相手役がモーツアルト。 初めはモーツアルト江守徹、次は現在の10代目松本幸四郎。最後のモーツアルト役は桐山照史。ブロードウェイでの上演は観ていない。 ウィーンで

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金利差が大きく拡大する途中、介入は無意味

金融機関の富裕層への営業攻勢はこれから本格化   日銀が「ドル売り」介入した。為替介入と言えば円高を食い止めるための「円売り」と相場が決まっているが、日米欧の金融決定会合が連続し、米が予想通り0.75%利上げ、超マイナス金利だったスイスも大幅利上げ(- 0.25%から+0.5%)となって政策金利がマイナスなのは日本だけになった。   結果、内外金利差が拡

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