「 マーケットEye 」 一覧

どちらが勝っても細田派政権は終わる

人気で国民を引き摺ってきた小泉・安倍の長期政権   本日は自民党総裁選告示日。ギリギリになって野田聖子氏が出馬することになり情勢は一変した。女性議員ながら権力に屈しない気骨のある人物として、全国的な支持がある。改革勢力の一人だが、皮肉なことに改革派の筆頭と目され、第一回投票で過半数を確保し決着を付けてしまいたい河野氏と競合するため、「利敵行為」という見方もある。 &nb

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「瞬殺」狙いの河野氏、石破支持票完得にはもう一押し必要

一次投票で過半数を取れれば若手議員のなだれ込み濃厚   今回の自民党総裁選は、事実上総理大臣決定投票である。自民党員数は110万人程度と言われるが、実質9千万人の有権者の総意を決定できる、つまり自分の意見の代弁者を選べるのだから、その投票権となる党費の年4千円はけして高くはないだろう。   筆者は石破氏は出馬せず、そのキャスティングボートを河野、岸田のど

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当面上値追い濃厚も、米株は冬至の金星逆行で急落か

TOPIXは中期サイクルの天井トライの真っ最中 日経225はトヨタショックにより8月20日に2万7千円を割り年初来安値を更新したが、TOPIXは5月13日安値を割らずに踏み止まり、右上がりのダブルボトムを形成。その後菅首相の退陣表明を受けて外国投機筋が一斉にショートカバー(空売りの買戻し)に出たことから、9月10日終値までに225は12.71%、TOPIXは11.41%の急騰となっている。2

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映画「ドント・ブリーズ2」と3万円大台達成は単なる通過点と見る理由第1080回)

前作「ドント・ブリーズ」は大ヒット。見ていない方はDVDでどうぞ。もちろんホラー映画が好きな方に限るが。 テーマはバイオレンスな盲目老人が若者を襲う。私は文字通り、イキを止めて、前作に引き込まれた。 今回も全く同じ。老人が少女と同居していたが、その少女が侵入者に襲われているのを救う。恐らく、このシリーズは第三作以降もつづくのではないか。 先の見えない現在だが、一つ確かなことがあ

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風頼みで右往左往する若手議員票、危機にならないと動かない市民票

総裁選の結果はまだ見えないが展開の「論理」は鮮明 元外務官僚の佐藤優氏が書いた『官僚の掟』を読んだ。3年前のモリカケ問題が盛んな頃書かれた本だが、博覧強記のうえに本人の突貫取材能力も高い人なので、鋭い着眼点が多く目から鱗が落ちた思いがする。衆議院選挙の動向まで含め今回の選挙に絡めて言えば、タイトルに書いたことが事態の本質だと思う。 「安定的な収入源を持つ大多数の有権者は、基本的に政治に

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映画「白頭山大噴火」と私が3万円大台達成は単なる通過点と見る理由(第1079回)

白頭山は北朝鮮と中国の間にそびえる2774メートルの高い活火山。中国側は長白山と呼んでいる。大噴火は千年に一度、小噴火は百年に一度のペースで発生している。ちなみに最後の発生は1925年だった。 さて、今回の映画だ。冒頭は白頭山の大噴火で破壊されるソウル。これはほんの導入部で、3回繰り返された噴火から、第4回目の時期は大体わかった。4回目が発生すれば国全体が破壊されてしまう。 そこでマ

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225新規採用は任天堂、キーエンス、村田製作所

除外銘柄はやや意外、東洋製缶、日清紡HD、スカパーJ 16時30分に日経新聞から225の銘柄入替えの発表があった。新規採用は任天堂、キーエンス、村田製作所、除外は東洋製缶、日清紡HD、スカパーJSATの各3社だった。筆者が最も信頼している大和証券クオンツチームの分析では、流動性ランキングで任天堂が5位、キーエンス12位、村田製作所37位だった。彼らの計測ではオリックスが35位で採用有力候補と

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