「 マーケットEye 」 一覧
映画「影なき狙撃者」と中国の戦争準備、そして「まだまだトランプ」(第1036回)
1962年公開のこの映画は、翌年のケネデイ大統領暗殺事件を予告した作品として、再評価されたことで有名。 朝鮮戦争で中国の捕虜となり、マインド・コントロールされた兵士が殺し屋と化して帰国。大統領を暗殺しようとする。洗脳された殺し屋はトランプのカードで意識を操られるが、それ以外の時は普通の生活をしている。 この殺し屋兵士はローレンス・ハーヴエイ、それを阻止しようとする上司はフランク
映画「ウルフ・オブ・ウオールストリート」とロビンフッド、さらに「まだまだトランプ」(第1035回)
毎回、このブログは日曜日の発行にしているので、土曜の24日にしたのに首をかしげる向きもあろう。 理由はカンタン。日経プラス1の10月24日付に「何でもランキング」という欄がある。今回は「映画で経済 金融テーマのベスト10」がテーマ。私もいわば選考者10人の一人として参加させて頂いた。今回はその選考の第一位だ。 ウオール街の証券マンとして入社した若者(レオルド・デイカプリオ)は
米大統領選後、楽観の反動を警戒
2020/10/18 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
自滅的発言なければ次はバイデン氏でほぼ決まり 米国は世界初の成文化された憲法を持ち、その基礎である権利章典が掲げる理想は普遍的で素晴らしいものだ。だがそこで認められた各種の自由は、一面、独善と排除の論理にも転じうる。富裕層重視の税制、弱者切り捨ての福祉政策が、結果的に狂人としか思えないトランプ氏を大統領の座にに押し上げた。 前回の選挙で彼に票を投じた北部の白人低