3月9日はやっぱり変化日だったか

リーマンショック後安値、コロナショックでの債券最高値のアニバーサリー コロナ禍が始まって以来、TOPIXはほぼ3か月毎に安値を付けるパターンが続いている。昨年3月9日、6月20日、10月4日、今年1月4日と来ているから次の安値は4月上旬が要注意となる。一方で、3月9日はアニバーサリー(記念日)と呼ばれる変化日であった。過去に歴史に残るような重要な安値・高値または大きな値幅を付けた場合、後に同

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映画「フェイブルマンズ」と欧米の銀行の破綻。(第1164回)

高値比半分になった小麦、そして今回の「ドカ」の行方 人間、歳をとりたくないものだ。誰でも加齢による創作力、発想力が衰えると、必ず自伝的な作品に逃げ込む。アカデミー主要7部門でノミネートされても1部門しか取れなかった。おすすめしない、退屈だから。 今回もシリコンバレーバンク(SVB)その他2行破綻は、急成長の反動と運用の失敗。SVBは2020年末に1160億ドルの預金額を、2021年末

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映画「ひまわり」とウォール街のウクライナ停戦を読んだ新しい動き。投資作戦としてW・バフェットを参考に。(第1163回)

名作「ひまわり」のストーリーは、あまりにも有名なのでここでは書かない。愛する夫を探すヒロインをソフィア・ローレンが演じ、ロケ地はウクライナ中部の農村。従って今後導入部にウクライナのことを書くときは「ウクライナ2」と書くことにする。 わがビジネス・パートナーのSAIL代表 大井幸子さんによると、ウクライナ休戦または停戦を当て込んだ動きが、ウォール街にある、という。 J

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やったぜTOPIX、戻り高値更新

長期サイクルの上昇余地を示唆、ただし米国が足を引っ張りそう   日本株の売買の8割近くが外国人、その8割はヘッジファンド系の短期売買であり、彼らの売り越し買い越し、銘柄選択がトレンドを作っているので、このレポートもその動向に注目している。日米中央銀行の動向に非常に強い関心がもたれている中での日本株の急騰の背後に、10日のメジャーSQに焦点を当てた動きがあることは容易に想像がつく。

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225銘柄入れ替えと植田日銀に思うこと

先物インデックスに採用すべきでなかった日経225 筆者は89年以来、日経225という株価指数の、代表的指標としての不適格性と、特定の投資家層による株価操作のやりやすさ、その結果として一般人をミスリードする危険性を訴え続けてきた。戦後の東証再開の少し後から連続性を持つ、単純平均指数であること自体には大きな問題はない。しかし松竹、松坂屋、志村化工などの発行株数の少ない銘柄を多く含む指数を、ことも

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プーチンをプッツンさせないことが一番大事

ロシア滅亡の不安を感じさせない程度にウクライナを応援するのが西側の戦略 日経ビジネス2月27日号に防衛研究所戦史研究センター長の石津朋之氏が登場、戦史・戦略マニアが高じて英国に留学、31歳で同所に入った変わり種。ウクライナ問題の展望を語っていた。縁があってコロナ前に職場にお邪魔して会談したことがある。 筆者の理解では、「ロシア側もウクライナ・同応援団も後に引けない状態であり、戦争の長期

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映画「シャイロックの子供たち」と花粉のもたらすマイナス、訪日旅行のもたらすプラス。2023・3・5 (第1162回)

「何という非人間的な映画だろう」と私は感じた。先の見えた支店長が、イカサマ師と組んで、10億円の詐取を試みる。 生贄になったのは中堅の行員。入り組んだ仕組みまで紹介するまでもないが、映画の幕切れに2年後、前科一犯となった行員(え?)が家族と会うところで終わる。 何という後味の悪さ! 第一生命経済研究所の首席エコノミスト永濱利廣さんが「花粉の大量飛散で日本の経済に及ぼす影

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