「 有料記事 」 一覧

現実に引き戻すテスラの決算、半導体も不況深刻

選択肢が増えると埋没してしまったテスラ車 筆者はEVが急速に普及するシナリオには否定的だ。しかし有限な石油資源をドカ食いする今のエンジン車中心の構図も持続可能でないのは明らかだ。最初に統一的な評価基準となる、LCAすなわち製造から運行、廃棄に至るまでの全エネルギー消費および温暖化ガス排出量を計測・比較し、本当に移行が可能で合理的な将来に向けたロードマップを国際的に合意することが必要だ。その次

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JPモルガン決算で分かった、米国企業で金融収支が激変

財務体質の弱い企業は負担増で倒産の危機に 米国の1-3月期決算発表が14日、JPモルガンやシティなど大手銀行から始まった。純利益は総じて1年前より5割増となっているが、よく見れば前年はコロナ関連倒産に備えた貸倒引当金の繰り戻し(増益要因)があったものが今回は今後の増加に備えて多額の引き当て(減益要因)に転じており、これらの影響を除外すると倍増近い収益改善だった。 最大手JPモルガンの場

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米国の逆金融相場・後半戦が目前に迫る

ISM指数の悪化、マネ-サプライ減少に逆らうことは不可能 この時期は仏教圏の花祭り、キリスト教圏では復活祭と宗教的行事が重なるが、今年は明朝、太陽と木星の合つまり最大吉星が重なる特殊な日でもある。この時期、マーケットは楽観に傾斜しやすい。高値圏であればポジションを軽くするべき時期。逆に安値を付けやすいパターンの代表は金星と土星の90度、180度で、今年は5月28日、8月27日、11月23日前

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植田日銀、まず直面するのが債券相場の下落

まったく魅力のない日本国債、財政再建などどこ吹く風の岸田政権 ここ2日の下げは結構きつかったが、外国投機筋の利益確定に円高、米国景気の悪化という悪材料が重なったためで、格別な悪材料が出たわけではない。22年度のTOPIX上昇率は2.93%、これに期中の配当が2..4%ほどあるので期中のリターンは5.3%くらいある。年金等の機関投資家はきっと安心して週末以来過ごしているはずである。 ただ

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米国の上げはダマシ、日本は国内勢の動き次第

投機筋が頑張って支える米国、極端ないいとこ取り 2日の日経朝刊のトップ記事は米国金融についてだった。特に掲載のグラフは多くの重要な事実を語っており、切り抜いて常に見られるようにしておくとご利益があるだろう。日経は経済という名を掲げるならいつもこういう本格的な記事を載せてほしい。 筆者なりのグラフの解釈を言えば、まだ米国の金融引締めは実質的な引き締め効果が出ておらず(=野村證券が計算した

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EUのエンジン車規制変更、トヨタに最大の恩恵

ドイツ、イタリアなど自動車生産国が抵抗 2035年以降、エンジンで走る車の販売を禁止すると宣言していたEU欧州連合は、25日に一転、CO2負荷がない燃料(e-Fuel)ならエンジン車もOKと変更した。やっぱりな、と思った。そういう行動様式の人たちだからだ。最初は理想論としてベストの原理原則を掲げて、皆さんこれを目指して努力して下さい、と高らかに大号令を掛ける。しかし現実は、メンバー内の不満や

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切り直し、米国が不安だが日本の株式需給はよさそう

投機筋の元気の良さがかえって下落余地を拡大しそう 9日以降のSVBショック以来の動きを見ていて妙なことに気が付いた。銀行の経営不安は、経験則に従えば、全般的な貸し渋りにつながるため、金融市場全体がリスクオフになるのだが、まるっきり別の反応を示す投資家層が存在するようなのである。銀行に預金するのが嫌なら、普通は金とか国債にお金がシフトするのが常識なのだが、新人類というべきネット時代の富裕層はG

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