「 マーケットEye 」 一覧

米大統領選挙は火星の逆行の最中、中傷合戦の公算大

典型的なバブル相場のパターン、結果は悲惨なものに 大幅な株式分割が絡んでいたとはいえ、直近のアップル(4分割)とテスラ(5分割)の急騰には驚かされた。過去1か月では両者ともには35%高だが単なる偶然とは思わない。通常、株式分割の際には1割程度株価が上がるというのが経験則だが、まだ新顔の時価総額の小さい企業ならいざ知らず、すでに多くの投資家のポートフォリオに入っている巨大銘柄が大幅

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新型コロナがもたらした人類史最大の同調圧力

状況は改善しているが、論文至上主義で医療・行政の対応遅れる 感染症の蔓延度合いを正確に調べることはできない。全世界的に一人残らず、同時に、ほんのわずかなウイルス量でも見逃すことなく正確に検査することなどできないからだ。人材も機材もなく、技術的にも経済的にも見合わないからだ。それでも、限られた地域のデータを時系列的に追うことでも、世界中の膨大な具体的データを積み上げて一括して分析することにより

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映画「サンセット大通り」と技術革新の威力、そして中東に発生した不安 (第1026回)

 ビリー・ワイルダー監督の名作中の名作。無声映画時代の大スター・グロリア・スワンソンが、世間からとっくに忘れられた存在なのに、ご本人は、今でも大スターという幻影に生きている悲劇。  同居している執事は元夫で監督(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)だが、せっせとファンレターを書いて、まだ人気があると思わせて毎日を送っている。  そこに借金取りから逃げている若いシナリオライターのウイリア

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テスラ、アップルに典型的なバブルを見る

悪材料と思える材料を機に大幅高、一段と高まる投機人気と割高感 変な相場である。ここ数年のバリュー、グロースの銘柄間の対照的な動きは読者もよくご存じだろう。よく見ると、グロース系の動きとよく連動しているのは米国債券と米国GAFAやテスラなどの大型巣ごもり消費関連株であり、円高になるほどこれ等がよく上がっている。以前から言っているが、米国債券利回りが10年債で1%割れ、30年債でも1.5%を下回

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映画「海辺の映画館キネマの玉手箱」と世界同時食料連鎖 危機、そして9月の株安(第 1025回)

去る4月に亡くなった大林宜彦監督の遺作で、3時間の大作。私の大好きな中原中也の詩が10回くらい入ったのが、うれしかった。大林ファンには特に楽しい作品に違いない。 ストーリーを簡単に。尾道の海辺にある映画館「瀬戸内キネマ」が閉館。最終日のオールナイト興行「日本の戦争映画大特集」を見ていた三人の若者は、突如として劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界に入り込んでしまう。 江戸時

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視点をポスト新型コロナから変えるべきタイミング

不安心理と希望的観測だけで相場が続くはずがない 人生で重大な決断を迫られる場面といえばいろいろあるが、職業の決定、住宅購入と結婚相手の選択は、人生の半分以上の時間を拘束する確率が高いから、その重要性は段違いである。では重要性にふさわしい熟慮や検討を行ったかと問われれば、イエスと言える人は案外少ないのではなかろうか。それ自体についての検討より、周囲の人々や世間の空気に触発されてエイヤッと決断す

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コロナ対策が招いたバブル相場、楽観は禁物

主要株価の相対レシオ、米債券の反落は急変の前兆か 前回号は7月13日の日米主要指標に基づいて執筆、今回は8月13日(米国は前日)を基準に書いている。この間、筆者が最も注目する動きは米国の債券とドル円相場、日米の主要株価指数間の相対レシオ(NT倍率およびダウNASDQ比率)が8月3日前後に頂点を打って反転したことである。 前号からNYダウは7.25%、NASDAQは5.98%上昇したが、

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